ずっと好きです。(完)
「ママ、パパ、ごめんね?
こんな娘で」


「なに言ってるのよ!
私たちはあなたが娘でよかったわよ!」


「そうだぞ!
なにを言うんだ。
悲しくなることを言うな!」


ママ、パパごめんね?


本当にごめんね?


私は部屋に入った。


あっ。朔たちが寝てるんだ。


どうしよう。


「お姉ちゃん」
「死んじゃやだ」


寝言なのかわからないけど、二人は涙を流しながらそう言ってた。


年の離れた兄妹ができて、嬉しかった。


でも、私はこの二人とあと1年しか一緒に入れないんだ。


「ごめんね」


ごめんねしか出てこない。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
チュンチュン


小鳥の鳴き声がして目が覚めた。


あれ?


私あのまま寝たのかな?


ベットを見ると、二人はまだ寝てた。


今何時だろ。


時計を見たら、6時だった。


早く起きすぎたかな?

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