ずっと好きです。(完)
「本当?よかった。」


私も早く食べよう。


いつもなら全部食べれたのに、


「ママ、お腹いっぱい」


半分しか食べれなくなってた。


「沙奈、大丈夫よ。
これくらい私が食べてあげるわよ。」


「………うん」


ママはそう言ってくれるけど、私は食欲が減ったことにショックを受けた。


病気のせいなのかなぁ?


「沙奈、学校の準備してらっしゃい。」


「……うん」


私は自分の部屋に入って制服に着替えた。


着替えてる途中、頬に何かが伝った。


「あ、あれ?
なんで涙が出てくるの?」


その何かは、涙だった。


「なんで涙なんか出るの?」


なんで今涙が出たのかパニックになった。


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