ずっと好きです。（完）

「沙奈？遅いから見に来たけど」


「ママ〜」


「どうしたの！？」


ママは私に駆け寄ってきた。


「着替えようとしたら、涙が出てきた。」


「そう。
大丈夫、ママはいつでも、沙奈の味方よ？」


ママのその言葉がすごく嬉しかった。


ママは私の味方でいてくれる。


私が病気になっても、私の味方でいてくれる。


「ありがとう、ママ」


私はママにそう言った。


いろんな思いを込めて。


それからママは私が泣き止むまで抱きしめてくれた。


「早く着替えて、学校まで送ってあげる。」


「大丈夫だよ？」


「わかったわ。
でも、辛くなったりしんどくなったりしたら保健室か、先生に言うんだよ？」


「うん。
わかった。」


そう言って私は着替えを始めた。


「よし準備完了」


準備ができたから、リビングに行った。


「お！沙奈おはよ！」


リビングには玲がいた。


「玲？なんでいるの？」


「迎えに来たんだよ！」


「そうなの？
ありがとう」