ずっと好きです。(完)
「嫌だ!」


そう言って、春は抱きついてきた。


「沙奈ちゃんといられないの嫌だ!」


「春、私も嫌よ。
まだ生きたいわ。」


私も春と離れるのは嫌よ。


「でもね、私の病気治す方法がないの。」


春は、私の腕の中で泣いてる。


それを見たら涙が出てきた。


「春、ごめんね?
こんな親友で」


「なんでそんな事言うの!
私は沙奈ちゃんといれて、すごく楽しいの!」


春は顔を上げてそう言った。


私は、春の言葉が嬉しかった。


私は力強く、春を抱きしめた。


「春、ありがとうッ」


「沙奈ちゃ〜んッ」


私達はHRをサボって、ずっと抱き合って泣いていた。


春ありがとう。


あなたの言葉にすごく救われた。


< 31 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop