ずっと好きです。(完)
それから少しして、本当にすぐに呼ばれた。


「沙奈ちゃん、こんにちは」


「こんにちは」


この人は私の看護師さん


前原 まきちゃん


もう、仲がいい。


「今日はどうしたの?」


「熱でちゃって」


「そっか
先生入れて大丈夫ですか?」


「あぁ。
いいよ」


そう言われたので、まきちゃんが、中に入れてくれた。


「今日はどうしたのかな?」


「熱を出してしまって」


「そうか。
体温測ってくれる?」


「はい」


先生から渡された体温計を、脇に挟んだ。


この先生は私の医者。


すごく優しくて、いい先生。


ピピピビピピッ


そんなことを考えてると、体温計がなった。


取り出して見て見たら、


38.6


そう出ていた。


「見せて」


私は先生に渡した。


「うーん高いなぁ」


先生は少し難しい顔をした。


どうなるんだろう。
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