ずっと好きです。(完)
玲に置いてかれそうになった。


「もう!待って!」


「おせえよ」


「玲が置いていこうとしたんでしょ!」


「お前らがずっと抱き合ってたからだろ!」


別にいいじゃん可愛かったんだから。


「じゃあ次からは気をつけます。」


「そうしてくれ。」


そう言って校舎に入った。


私たち3人同じクラスなんだ。


1年の時は、春だけ離れてたから、今回は一緒になれてよかった。


教室に着いてドアを開けた。


「みんなおはよー!」


「沙奈おはよー」
「未来おはよー」


私は教室に入って挨拶して、席に座った。


「沙奈ちゃんいいなぁ。
あんなに友達がいて。」


「春だって友達いるでしょ?」


「そうだけど」


「友達いるだけでもいいと思うよ?」


「………そう?」


「うん!
私はずーっと春の親友だよ?」


私がそう言うと春は、キラキラした笑顔で、


「ありがとう沙奈ちゃん!」


そう言った。


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