ずっと好きです。(完)
「?」


何が言いたいのかわからない。


「沙奈ちゃんその辺にしといてあげて」


その辺にしとく?


「どういう意味?」


「(ボソッ)沙奈ちゃん鈍感だった。」


春が何か言ってたけど聞こえなかった。


「春なんか言った?」


「ううん」


私の頭の中には、?マークがいっぱいだった。


「あっ!そうだ!」


春はいきなり何か思い出したように大声を出した。


そして、カバンを漁ってた。


「あったあった。
沙奈ちゃんこれ!」


そう渡してくれたのは、


「ノート?」


ノートだった。


「うん!
沙奈ちゃん授業遅れると困るかなって思って、ここにくる前に書いといたんだ!」


春はそう言って、恥ずかしそうに笑った。


「春ありがとう!」


私は春に抱きついた。


「どういたしまして
こんなに喜んでもらえるとは、思ってなかったけど、玲くんも手伝ったんだよ。」


「そうなの?」


「あ、あぁ」


玲はそう言った。


「玲もありがとう!」


私は玲に抱きついた。


「/////や、やめろ」


ハッ!


や、やってしまった。


私は、すぐに玲から、離れた。


「ご、ごめん」


「…べ、別に」


恥ずかしい!


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