ずっと好きです。(完)
「すごく分かりやすく書いてある!
春これ描くのに時間かからなかった?」


「全然、自分のノートを写して、重要なところは、先生に教えてもらってやっただけだから、気にすることないよ。」


春はそう言って、照れたような顔をなった。


沙奈はノートを見てた。


「私頑張ってこのノートで勉強する!
本当にありがとうね春」


そう言って、笑った沙奈の笑顔が、すごく可愛かった。


「沙奈ちゃん可愛すぎ!」


春はそう言って沙奈に抱きついていた。


「可愛くないよ〜。
春の方が可愛いよ」


沙奈は無自覚だからなぁ。


「「はぁー」」


俺と春のため息が一緒になった。


「えっ?!
なんで二人ともため息つくの?」


「沙奈ちゃんは、気にしなくていいよ」


春はそう言った。


そう春が言ってから、沙奈は頬を膨らませて、拗ねたように、


「私だけ分かんないなんて嫌だ」


と言った。


ヤバい。


これは可愛すぎる。


告りたいけど、できるわけがない。


「沙奈ちゃん、私もう帰るね?」


春が突然そう言った。


そして俺の耳元で、


「告白しなさいよ」


そう言って、病室を出て行った。


はぁ!?


今から告白するのか!


「春どうしたんだろうね」


俺が告白のことを考えてると、沙奈がそう行った。


告白


春がくれたチャンス。


今は言わなきゃ後悔すると思う。


よし!言おう。


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