ずっと好きです。(完)
「さ、沙奈」


「ん?何?」


沙奈はドアの方に視線があったけど、俺が読んだらこっちを見た。


「俺、沙奈のこと









好きだ。」








「えっ?」


沙奈の焦った声が聞こえた。


「俺、ガキの頃から、沙奈が好きだ」


俺がそう言うと、沙奈が涙を流した。


「えっ!なんで泣いてんだ!
もしかして、迷惑だったか?」


「違う!」


俺の言ったことを否定して、こう言った。


「わ、私も玲が、小さな頃から、好きだったから」


沙奈は泣きながらそう言った。


俺はそれを聞いて、沙奈を抱きしめた。


「やっと手を入れた。
沙奈俺と付き合ってください」


俺は抱きしめながらそう言った。


「……はい」


沙奈の返事は、OKだった。


そう言った沙奈に、キスをした。


触れるだけのキスなのに、沙奈の顔は真っ赤だった。


「沙奈顔真っ赤」


「だ、だって!」


「もしかして、ファーストキス?」


俺が冗談半分で聞いたら、顔をもっと真っ赤にさせた。


「そ、そうだよ!」


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