ずっと好きです。(完)
玲は、どっちの私も好きでいてくれる。


それが今わかったよ。


「ありがとう玲」


私はお礼を言った。


無性に言いたくなった。


「おう!」


玲はそう返事をくれた。


私、幸せ者かもしれない。


よし!


私は頑張って長生きする!


多くの時間を玲と一緒にいたいから!


コンコン


「ご飯のお時間で…す…よ」


そんな時、看護師さんが、ご飯を届けにきた。


私は抱きしめられたままだった。


「えーっと…あの」


看護師さんは、あたふたとしてた。


私は顔が真っ赤だと思う。


「ま、また後で来ますね。」


そう言って看護師さんは出て行った。


なんか悪いことしちゃったな。


「あたふたしてたな。
あの人」


「こんな状況見れば、誰でもあたふたすると思うけど。」


玲はそういうのわかんないのかな?


私だったら、速攻部屋を出て行くよ。


そんなことを思ってたら、玲が離れた。


「また、あたふたされても困るし、離れとくか。」


玲はそう言った。


そうだよね。


離れたほうがいいよね。


なんでだろう。


なんで寂しいなんて思ってるんだろう。


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