ずっと好きです。(完)
「誰でもあんな冗談言われたら怒るよ!」


わたしはそう言い返した。


「もうあんな冗談言わないから」


「約束だよ?」


「あぁ」


えへへ


なら良かった。


それからしばらくして、さっきの看護師さんが来た。


「ありがとうございます。」


私は笑顔でお礼を言った。


いつもお世話になってるからね。


「い、いえ」


そう言って顔を赤くして、病室を後にした。


風邪でも引いたのかな?


玲の方を見ると、玲も顔を赤くしていた。


「玲どうしたの?」


「えっ?」


「顔が赤いよ。
熱でもあるの?」


私はそう言って自分のおでこと自分の手に手を当てた。


うーん


熱はないけど


「だ、大丈夫だ。」


玲はそう言って、窓の方をむいた。


私の頭の中にはクエスチョンマークがいっぱいだ。


そんな時、玲が


(あんな可愛い笑顔、誰でも顔赤くなるっつーの!
沙奈は無自覚だから、わからないと思うけど)


なんて思ってたなんて知らなかった。


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