ずっと好きです。(完)
「そうなの?沙奈」


私は何も言えなかった。


だって図星だもん。


「何も言わないってことは図星なんだ。」


「……玲の意地悪」


「やっぱり図星なんだ。」


私の言ったことに、玲はそう言った。


私は顔を出した。


「玲は私の」


「当たり前だろ。」


玲はそう言って、抱きしめてくれた。


「あの〜お二人さん?
何二人の世界に入ってるんですか?」


春の声にはっ!っと我に帰った。


みんながいる前で抱きしめられてる。


私はそのことに気がついて、顔に熱が灯ったのが分かった。


「お前らまだいたのかよ。」


「いちゃ悪いか!」
「玲は二人きりにして欲しいんだよな」
「玲くん独占欲だー!」


玲の言った言葉に、みんながいろいろ言った。


私はそれでもっと顔が赤くなった。


「沙奈ちゃん顔真っ赤!」


「だって恥ずかしいんだもん!」


「はいはい。」


春に適当に返された。


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