ずっと好きです。(完)
チュンチュン


「ん?」


鳥の鳴き声で目が覚めた。


そうだ。


私、玲に手を握ってもらいながら寝たんだ


朔と朔弥はまだ寝てる。


玲はもう帰ったよね。


私は朔たちを、起こさないように、ベットから出た。


そのままリビングに向かった。


「ママおはよう」


「あら沙奈
おはよう」


リビングに入ったら、ママが朝食の準備をしてた。


「ママ何か手伝おうか?」


「いいわ。
もうすぐで終わるから」


「わかった」


私はそう言って、ソファーに座って、テレビを見てた。


「沙奈、今日玲くんとデートなんだって?」


テレビを見ていると、ママがいきなり聞いてきた。


「ママなんで知ってるの!?」


「玲くんが昨日言ってたわ。
沙奈なんで言わなかったの?」


「恥ずかしかったから?」


「なんで疑問系なのよ」


ママはそう言って笑った。


まぁ、本当に恥ずかしかったからなんだけどね。


「それで?
何時から待ち合わせなの?」


「玲が迎えにきてくれるみたい」


「そうなの?
じゃあ、早いうちに準備してたほうがいいわ」


「わかった。
準備してくる」


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