ずっと好きです。(完)
「えっと、その」


「私すごく楽しみにしてたのに、こんなんじゃ楽しめないよ」


「違うんだよ!
お前の格好が可愛すぎて、誰にも見せたくなくて、嫉妬してたんだよ!………ッハ!」


玲の言ったことが嬉しかった。


嫉妬してくれてたんだ。


「何言わせるんだよ/////」


「だって、不安になったんだもん。」


「それは本当にごめんって。
でも今日の沙奈、本当にかわいいよ。」


ぼっ!


玲の言葉を聞いて、私は効果音がついたみたいに、顔が赤くなったと思う。


玲ってたまあに恥ずかしいことを軽々しく言うよね。


その時、私が照れる。


「よし!気を取り直して、水族館行くか!イルカのショー見るんだろ?」


「聞いてたの?」


「まぁな」


そう言って得意げを言う玲。


聞いてたならなんで言わなかったのよ!


私は拗ねたように、頬を膨らました。


「沙奈、お願いだからそんな可愛い顔、しないでくれる?」


「はえ!?」


玲の発言に、変な言葉をいってしまった。


もう!


「なんで玲は、そんな恥ずかしいこと軽々しく言えるの!」


「いや軽々しくいってない。
内心すげえ緊張してる。」


私の言ったことに、冷静に答える玲。


緊張してるように見えないんだけど。


なんか普通の顔で言ってるから、わからないのかな?


うーん


「ついたぞ」


考えていると、いつの間にか、ついてた。


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