ずっと好きです。(完)
倒れる
初デートが終わってから、2週間が過ぎた。


私の体調も、そこまで変わってなかった。


「「お姉ちゃん!早く」」


「はいはい」


今日は、朔と朔弥と、遊園地に来てる。


この頃あまり遊べなかったから、二人ともすごく楽しみだったみたい。


「お前ら、あんまり沙奈を疲れさせるなよ!」


「「分かってるよ!」」


それから、玲も来てくれた。


私が遊ぶことを言ったら、心配して俺もついていくって言ってた。


「沙奈大丈夫か?」


「大丈夫だよ。
私あまり朔達と遊べなかったから、だから、今日くらいは、遊んであげないとね」


「沙奈」


私はいつも気にしてた。


朔と朔弥、全然遊んでって言わなかったから、私が病気になったことを気にして、わがままが言えなくなってるんじゃないかって思うようになった。


心配してくれるのは、嬉しいけど我慢は、あまりさせたくないな。


「お姉ちゃん!」
「あれ行こー!」


考え事をしてたら、朔と朔弥が、そう叫んでいた。


どれかな?と思って見てみると、お化け屋敷だった。


えーっと………


「「お姉ちゃんダメ?」」


うっ


そんなうるうるした目で見ないで、断れない。


でもなぁ


「よし行こう!」


「「やったー!!」」


やってしまった。


この二人のうるうるした目を見たら、こうなっちゃうよ。


あぁー!
どうしよう、怖いのなんて、ダメなのに


でも、二人の楽しそうな顔を見る方がいいかも。

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