ずっと好きです。(完)
そう思ってお化け屋敷に入ったけど、


「ワァーーー!」


「ぎゃーーー!」


やっぱり怖いぃ!


さっきから、ずーっと玲に引っ付いてる


「「お姉ちゃん驚き過ぎ」」


朔と朔弥にそう言われたけど、怖いんだもん。


ていうか、なんで二人は平気なわけ?


「怖いもんは怖いの!」


私は、玲から離れて、朔と朔弥にそう言った時、


カサカサ


「わぁーーー!」


「……………いやーーーーーーーーー!!!!」


驚かされた私は、そのまま猛ダッシュして、出口に出た。


その時後ろから、玲の声が聞こえたけど、今の私には、聞こえなかった。


「はぁはぁ
怖かった。」


私は、近くのベンチに座って、休憩してる。


もう絶対に、お化け屋敷なんかにいくもんか!


トントン


そう思ってたら、肩を叩かれた。


あっ!


みんな置いて来たんだった。


「玲?」


そう思って振り返ったら、知らない男の人が二人もいた。


「あの、誰ですか?」


「うわー超かわいい」


「君一人?」


なんだこの人たち


「違いますけど」


「えーでも今一人じゃん」


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