恋花





 ― コロコロコロ・・・。




ん?!


足元に・・・・


サッカーボールが転がってきた。




「何してんの??」



急に声が飛んできた。



「え?!」



あたしは、驚いて顔を上げた。

そこには、背が勇大よりも5㌢ほど高くて、綺麗に焼けた小麦色の肌がとても似合っている、いかにもモテそうな男の子が立っていた。

世の女性なら誰もが皆、カッコイイと叫ぶであろう。




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