恋花


琉実は、チョココロネをほうばりながら、1冊の本を開いた。


「ん!?琉実が読書って・・・珍しすぎない??」


あたしは、もともと本が大好き。


ケド、琉実は今まであたしが何回進めても、せいぜい3ページどまりだったのに・・・。

半分以上も進んでる・・・。



「面白いんだよぉ。」



「へぇー。レンカ??」


本の表紙には、大きく淡いピンクで『恋花』と書かれていた。





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