恋花


「あ・・・あのぉ??」


あたしは、黙ってる先輩の顔を少し除きかげんに言った。


すると、

急にあたしをじっと見つめながら先輩の口が開いた。



「っ・・・。好きな奴とかいるの??」



「へ!?あ・・・あたしですか!?」



「・・・うん。楓那チャン・・・。可愛いしさ。」


先輩は小さい声で、あたしに向かって真顔で言ってきた。


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