恋花
「・・・え。い、いません・・・。」


少しあたしの顔が赤らんだのが自分でも分かった。


・・・ん??


でも・・・


「先輩って、彼女さんいますよね??」


そう、先輩には恭嘉サンという綺麗で素敵な彼女さんがいる。

そんな先輩が、何であたしに・・・

って、告白されたんじゃないのに何考えてんだろあたし・・・。


「恭嘉とは・・・別れたんだ。やっぱ、俺には年上は無理みたい。」


先輩は、ハハッと白い歯を見せながら言った。


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