恋花
ガラッ
「ぉ!!楓那。遅いじゃん。」
「ぁ、勇大。おはよ。」
勇大が、あたしにいつもの笑顔で挨拶をしてきた。
教室には、いつものように尚の姿もあった。
「珍しいじゃん。サボり??」
そう言って、尚はあたしの頭をわしゃわしゃとなでてくれた。
「・・・まあね。」
あたしは、実先輩と話しをしてからずっと屋上でボーっと空を眺めていた。
こんな広い空の下で・・・・
あたしの運命の人は見つかるのかな??
って・・・・馬鹿みたいにお昼休みまで考えたりしちゃった。
初めて授業サボっちゃったよ。