恋花


結局、あたしは1日中自分でも分かるくらい上の空だった。



でも、同じくらい尚もボーっとしてた。

声かけても、『うーん。』ってだらしない返事ばかり。



自分も相当変になっちゃってるのに、それ以上に尚のことが気になって心配でしょうがなかった。




そんなおかしなあたしたち2人を勇大と琉実がずっと首をかしげて筋肉痛になったのは、言うまでもない。




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