恋花

ガラ・・・


「はよっ」


翌朝、昨日とは別人のような笑顔を見せながら尚がうちのクラスへやってきた。


「おはよぉ」


「なんだよ。まだ眠いの??」


ぁ・・・いつも通りの尚だ。

そんな小さなことが、今日もあたしを元気にさせる。

昔から、恋愛には程遠い生活をしていたから友情はあたしにとって1番だった。

友達さえいれば、悲しい日なんてそんなに無かった。


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