恋花


「ゴメンね??急に。」


そこには、涼しげに笑顔を向ける実先輩がいた。


「ぃ、いえ!暇ですから。」


あたしと実先輩は、屋上へ向かった。




この学校の屋上は、あたしのお気に入り。



今日は、まるで絵の具で塗ったかのように均等な色の青空。


雲1つ見当たらない。


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