恋花

尚は、今まで見たこと無いくらい目を見開いて静かな声で叫んだ。


「マ・・・ヂ!?」


「う、うん。」


尚は、少しため息を漏らしながらパンを食べ始めた。


「まぁ、ふうもてるから実サンの気持ちも分かるよ・・・。」


は・・・!?

今なんて言った??


「も・・・もてるって、あたしもてないですけど!」


「はぁ!?おっまえ、自覚なしかよ。」


だって・・・

あたしが持てるわけ無いじゃん!!

今まで付き合ったこと無いんだよ?

どうせ、一生彼氏居ない暦=自分の年齢だし!!




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