恋花
「楽しみぃ。頑張ってよね??」
「任せとけっ!」
3人は、中庭を抜けながらグラウンドへ向かっていた。
中庭には、1つの小さな花壇がある。
花壇に咲いている向日葵がちょうど満開になってきていた。
「あれ?!」
1本の向日葵が・・・・。
「どうしたの??」
倒れてる・・・・。
「あーー。ちょっと先行ってて??すぐ行くからさっ♪」
あたしは、心配そうにあたしを覗き込む琉実の頭をなでながら言った。
「うん。琉実まってるよ。」
「応援期待してるぜ!!!」
あたしは、2人が行くのを見送ってからあの向日葵のもとへ行った。