いつかまた逢う日まで
記憶の中を

朝の日課〜茉莉奈side〜

私が1階に降りる頃必ずなる音

ピンポーン

「おばさんおはようございます!」

「あら、毎朝ごめんねー」

「いえ、もう日課なので」

そう毎朝やってくるやつ

幼なじみの金谷想真(かねたにそうま)

家がたまたまの隣のたまたま幼なじみ

そして私のお世話役……。

「茉莉奈ー。(まりな)早くしないと学校おくれるよー。急いでー」

まだ30分もあるのに……

でもそう言ってくれるのがなにより嬉しいのは私だけの秘密

「大丈夫よ、あと30分もあるじゃない」

「だめ!早く行くの!」

そういう顔されると逆らえないよ……

凄く真面目な目してるし……

私はすぐに準備をする

「「行ってきますー」」

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