いつかまた逢う日まで
茉莉奈は今までの記憶を一切覚えていなかった
その後は苦労した
記憶を無くした茉莉奈は放浪するようになった
いつの間にかいなくなることなんてしょっちゅうだった
まともに学校もいけなかった
まともに寝ることも出来ず睡眠薬は必需品だった
やっと落ち着いたのは小学校4年生頃だった
俺はこの頃から毎朝茉莉奈ん家へ行っている
ほぼ毎日茉莉奈と過ごした
2度と記憶を失わせないように、茉莉奈を少しでも楽しませるために
俺は何の為にここまで来たのか
ずっと傍にいた意味はなんだったのか
そして守れなかった
悪い思考だけがぐるぐると回る