いつかまた逢う日まで
2人同時に飛び出す

先に手を触れたのは景太さんだ

「あっれー?もうやられちゃうのー?」

相変わらずうざい言い方だ

「景太さんそんな訳ないですよ。景太さん茉莉奈の事好きって知ってますよ。」

一瞬で顔を赤くする

その一瞬で手が緩んだのを俺は見逃さなかった

だが、あの一言でここまで体勢がひっくり返るとは流石に思わなかった

景太さんを馬乗りになるようにまたいだ

「景太さん。あなたは強いです。尊敬してました。でも茉莉奈をこんな目に合わせて……。俺は景太さんの事一生許しません。今までありがとうございました。」

今までの尊敬と感謝を込めて言う

「想真お前茉莉奈ちゃんの事好きなのか」

「当たり前です。俺はさっき確信しました。俺は茉莉奈が好きです。だからこそ許しません。」

俺の正直な答え。

それは好きという感情

馬乗りになって気がついた。景太さんの懐にスタンガンがある

俺はそれを取り出して首元にあてる

「や、やめろ」



バチッ

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