社長令嬢のヒミツの恋
「....」
「やっぱり、そうなんでしょう?
確かに片寄さんは凄く素敵だけど....私の方が絶対あなたの事楽にさせてあげれる。
片寄さんの家は有名すぎて、一般人ともの結婚を多分許してはくれないわ」
「俺が誰を好きになろうとお前には関係ない」
それだけ言い放つと、江坂くんは後者に向かって歩き出した。
あっ、くるっ、早く逃げないと...!
「片寄?」
ギクリ、と振り返る。表情がこわばってしまってるかもしれない。
「あ、江坂くん、どうしたの?」
「さっきのよくわからねぇ女相手してた」
「そっか! 大変なんだね?」
「別に...冷たく言えば消えるし」
冷たく言えば、って....。