社長令嬢のヒミツの恋





「それはきっと、恋 ですよお嬢様」




「...恋っ?」




恋人になりたい、そう思うこと?




「そうでございます。


愛奈さまは、そのお方の事が気になって仕方がないのでしょう?


好きになられたのではございません?」




「好き....」




黒さんに相談すると、全く想像していなかった答えがきた。




「黒さん...わたし、好きでいいの?」




「私は....お嬢様の味方でございます。


旦那さまの意見はわかりかねますが、私は好きでいていいと思います」




「黒さん、ありがとう。


いつも黒さんに助けてもらって感謝しています」




「お嬢様にそう言っていただけると、光栄でございます」




黒さんは口元を緩めて、車をとめてくれた。




< 28 / 70 >

この作品をシェア

pagetop