社長令嬢のヒミツの恋
バシッ
高い音がと共に、ほっぺがジンジンするのを感じる。
「....っ..」
それでもくいしばる事しかできない弱い私。
ギュッと拳に力を入れて、目を閉じた。
「なによ、あなたが上だとしても私はこうするしかないのよ。
ちょっと来てちょうだい」
ガサガサ
音がしてそっちを見ると、そこには2人の男の人がいた。
「っ!?」
笑いながら、こっちをみてジリジリと近寄ってくる。
「もう私はね自分の未来を捨てたのよ。
どうせ片寄さんのに比べたらちっぽけな会社だし潰れたってどうでもいいと思ってる。
やって」
冷たい視線で私をみると、それ以上なにも言わずに去っていった。