社長令嬢のヒミツの恋
「えっ、えっ、えっ...?」
なにが起こってるのかわからずに、戸惑う事しかできなかった。
どういうこと?
「近寄らないでくださいっ、」
「それが、無理なんだよなぁ。
俺、ずーっと片寄さんの事。好きだったんですよね?」
抱きしめられたあと、茂みに隠れるようにして地面に倒された。
「いたっ、やめてください!」
ふっははは「嫌そうな顔も、可愛いよ」
もう1人の人がそういった。
「えさ、かくん...!」
無意識にその名前が口からでた。
「あ"?江坂なんかこねぇよ。
あいつ、今ごろ富士宮さまがまた話しかけてるはずだか....いって!?」
ギュッとつむっていた目を開いた。
次に聞こえた声は聞き慣れていた声で、好きだと気付いた声だった。
「お前ら....ぶっ殺されてぇのか?」
「ひっ...江坂....お前いつのまにっ「うっせー黙れこのクソが」
いつも以上に言葉遣いが荒れてて、2人を睨みつける江坂くんが、少しだけ怖かった。
けど、私を助けに来てくれた。