社長令嬢のヒミツの恋
全く話についていけない私は江坂くんをずっと見ていた。
「片寄?」
「ふぇっ、はい!」
ふはっ「相変わらずだな。今日一緒にお昼食べないか?」
「うん...食べたいな」
「うおっ、あぶねぇ...」
「どうしたの?なにも転ぶところなんてないよ?」
あはははっ「片寄さんって、抜けてるところあるよね?
麗華の親友だっけ?」
麗華の方をみる佐伯くん。
「うんっ、私の大親友!」
笑顔で言う麗華だけど、すこしほっぺが赤い気がするのは気のせい?
「佐伯くんって、女の子とは話さないんじゃないの?」
「麗華とは話すよ?」
「でも私だっていちお女の子だし...」
「片寄さんは流星の彼女だから、話せるかな。
女子と話すと必ず俺の事好きになちゃうから困ってさ」
モテるんだ、佐伯くん。
でも私、やっぱりほんとうに江坂くんの彼女なんだ...。