社長令嬢のヒミツの恋
「でもその女の子達の気持ち、わかるかも」
麗華の事だってあるし、なによりも佐伯くんってかっこいい。
ふわふわの髪の毛に、二重の可愛い瞳。
笑顔も人懐っこいし、可愛い。
そう言うと、江坂くんが私の隣に来てギューっと抱きしめてきた。
「江坂くんっ!?」
ドキドキがっ...!
「お前がわるい」
ふはっ「流星、そのうち嫌われるよ〜?
片寄さん、ありがとう。少し自信が持てたかも」
「は、い...」
もう、ギュッとするなんて恥ずかしすぎるのに嬉しい...。
「俺は、かっこよくないわけ?」
「へっ!? 江坂くん、いきなりどうしたの?」
後ろから低い声が聞こえて、ドキッとした。
「俺のことも、かっこいいって言ってよ」
「こんな所で、いえないよっ」
抱きしめられる力が増して、それに対してドキドキもます。
「ほんっとに、流星って独占欲強いから困ったなあ。
知ってるくせに」