社長令嬢のヒミツの恋
「愛奈、お昼行こう?」
ウキウキな麗華はきっと、佐伯くんに会うのが楽しみなんだと思う。
「うん、江坂くんは?」
「んー、なんか佐伯くんじゃない人と出て行ったよ?」
「男の子?」
「うん、誰だったんだろ?」
「私先にお手洗い行ってくるから、麗華先に行ってて?」
「うん、でも佐伯くんと2人っきり...」
照れながら、ブツブツしゃべる麗華は屋上へと向かって行った。
「.....だよ。........か?」
お手洗いからでると、男の子の声が聞こえた。
「.......でも........だ」
江坂くん?
江坂くんの声だ。