社長令嬢のヒミツの恋





江坂くんをつれて保健室にいくと、誰もいなくてガランとしていた。





氷をだして、江坂くんのほっぺにゆっくりと当てる。




「つめっ!?」




ふふっ「江坂くん、反応意外と面白いね」




「うっせぇよ...くそ、片寄にこんなこと」




「嫌だった?」




シュンとなる私に慌てる口調の彼。




「いやっ、嫌だったら来てねぇよ保健室まで」




それ以上にあれこれと言い訳をしようとするけど、言葉が見つからないみたいで逆に江坂くんがシュンとしてしまった。




「江坂くん、クールだと思ってたけど、慌てることもあるんだね」




「そりゃあるだろ。氷ありがと。


心配してるだろうから屋上いこ」




手が自然と繋がる。




江坂くんを見上げるけど、普通の表情。




私はこんなに、ドキドキしてるんだけどなあ。




「もう、おっそいよ!待ちくたびれちゃって、先食べ始めちゃってる」




麗華はプクッとするけど、ほんとは嬉しいらしくて笑っていた。




なにか、良いことがあったのかな?




「お前らは、なんかあったの?」




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