社長令嬢のヒミツの恋
「えっ?」
なんでわかるんだろ?
「流星の頬、赤くなってるけど」
「ん、」
江坂くんは繋いでない手をあげて、氷を見せる。
「どうしたんだよ、殴られたんだろ!?」
「んな大したことじゃねーし、へーき」
「バカか?やったやつだれだ。
親父に言って懲らしめてや「いいって」
佐伯くん、江坂くんの心配してるのに。
「食べよ、片寄。遅くならせてごめんな」
優しく微笑む江坂くんを見上げた。