社長令嬢のヒミツの恋
止まったかと思えば、ガタン、
突然下に急降下。
「えっ?きゃああああああ!!!!!」
お腹が、大変な事にっ!!
ふははっ「お嬢様らしくない、さけび声でしたけどね?」
むぅ「しょ、しょうがないでしょう?いきなりでとてもビックリしたんだから...!」
「俺は楽しかったけどな〜」
「流星、楽しそうだよな。遊園地好きなのか?」
「え?あーいや、まあな。片寄といれれば何だって楽しいし」
「えっ...?」
ボッと顔から火がでる。
ははっ「2人はほんとラブラブだな。羨ましいくらい」
麗華は飲み物を買いにいったようで、この場にはいなかった。
だからこそ、聞けたっていうのもある。
「ねぇ、佐伯くんって女の子が嫌いなの?」
「えっ....?まあ、嫌いだね」
「麗華は?」
「麗華?麗華は....別に」
「悠真、おまえ、好きなんだよな?」
「婚約者だし、仕方ないと思ってた。
けどアイツの笑顔見てると、すごく癒されてなんかこう、元気になるんだ」
「きゃっ、!」
後ろで声がして振り返ると、麗華が転んだようだった。
「麗華っ!?」
慌てて駆け寄って、立ち上がるのを手伝う佐伯くん。
「俺ら、いくか」
「うん、そうだね」