社長令嬢のヒミツの恋
「可愛くないもん!」
「俺にとっては可愛いの。自覚しろよ?」
「なにを....んっ...!」
今度はさっきよりもすこし長くて、息が続かなかった。
「ぷはあっ、長いよ...」
「ほんとはさ、クリスマスとかまで我慢したかったけどお前が可愛すぎだから」
「いつもと変わらないよ?」
「変わらなくねーよ。なにそのヒール?
高くね?俺の身長にはまだまだだけど」
「ダメ、だった?」
「ダメじゃねーけど、他の奴がお前のこと見るからやだ」
すこし拗ねる江坂くんがすごく可愛くて、キュっと胸が掴まれるような気持ちになる。
「私の事なんて誰も見てないよ?」
「バカか、お前が周りをちゃんと見てねーから気づかねーんだよ」
誰も見てないと思うんだけどな...。