社長令嬢のヒミツの恋





「ついた、」




他の乗り物にも乗った後、観覧車に来た私達。




けど観覧車って、はじめてのる。




「乗ろ」




手を引かれて、初めての空間に入った。




「ここが、観覧車...」




なんだか少し狭いからなのか、江坂くんと距離が近い...。




「ちけぇな...」




ほっぺを赤くして、照れてるのか腕でほっぺを隠した。




「そ、そうだね」




俯くと、窓の外の景色が見えた。




綺麗だなぁ....やっぱり夜の景色って素敵。




家から見る景色と似てるかもしれない。




「なあ、片寄」




「?」




上を向くと、




「っ!?」





唇がかすかに触れた。





「観覧車のてっぺんでキス、するとそのカップルは永遠なんだって」




「ほんと...?嬉しいなっ」




「....」





でも江坂くんとキス、しちゃった。




何回目かのキスは、優しくて甘いものだったーーーー。





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