社長令嬢のヒミツの恋
結局、江坂くんは後回しになってしまった。
「ごめんね、じゃあまたね江坂くん」
「ん、じゃーな」
「うん!」
家の中に入ると、シンと静まっていた。
まだ誰も、帰ってないのかな?
「おかえりなさいませ、お嬢様」
「あ、ヒール選んでくれてありがとう!」
「いえいえ、楽しかったですか?」
「はい、すごく」
「晩御飯は食べたので、大丈夫です。
じゃあおやすみなさい」
「おやすみなさいませ」
ルンルン気分で、部屋に入る。
今日初めてのキス...しちゃった。
どうしよう、今更ドキドキしてきた。
もちろんした時もドキドキしたけど、ここまでじゃない。