今のわたしとさようなら
わたしはお母さんと南部病院に行って検診をした。
初めて血をとって気持ち悪くなったり医療ドラマでみるような検査室に入って少しだけ興奮してしまったのを覚えている。
でもその興奮は先生の一言ですっとどこかに消えてしまった。
「病名は起立性調節障害です。」
「起立性……調節……障…害?」
初めて聞いた名前をわたしは口にした。
「はい、自律神経がうまくコントロールできなくなる病気です。」
「病気……。」
「あ、でも心配しないでください。病気と言っても命に関わったりする病気ではありません。しっかり治療して時間が経てば治りますから。」
初めて血をとって気持ち悪くなったり医療ドラマでみるような検査室に入って少しだけ興奮してしまったのを覚えている。
でもその興奮は先生の一言ですっとどこかに消えてしまった。
「病名は起立性調節障害です。」
「起立性……調節……障…害?」
初めて聞いた名前をわたしは口にした。
「はい、自律神経がうまくコントロールできなくなる病気です。」
「病気……。」
「あ、でも心配しないでください。病気と言っても命に関わったりする病気ではありません。しっかり治療して時間が経てば治りますから。」