今のわたしとさようなら
あぁもう昼か。
11:00。

「彩莉起きたんだ。ねえ、学校行かない？みんな待ってるよ。」
お母さんがお昼ご飯を作りながら私に話しかける。

「……いい。」

そう返事をするとお母さんがお昼ご飯を作るのをやめて私のところにきた。

「なんか学校行きたくない理由あるの？彩莉には彩莉を大切にしてくれる友達がたくさんいるじゃない。勉強とか運動だってやればできるじゃない。それに…。」

「もうやめて！！！」
わたしは叫んでしまった。

「そうやって言われるのがわたしにはプレッシャーなの。だいたいなんでわたしなの？なんでわたしが病気にならなきゃいけなかったわけ？そんなにわたしを学校に行かせたいならママが病気になればいいじゃん。」
わたしは思わず泣きながら叫んでしまった。


お母さんはしばらく黙っていたがわたしを抱きしめてずっとごめんね。を繰り返していた。
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