失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
図書室から出て行けば、

不在の札がドアにかかっていた。



……。
あぁ。なるほど。

だから全然人来なかったのか……。


って。
違うし!!!

そこじゃないし、問題は!!




あいつ……。

って、
ダメだ……。



考えても全然分からない。

分からないなら……よし。



早く帰って寝よ。

うん、明日には、きっと、


また、冗談で、
和泉のまた、嘘臭い笑顔を見るんだろうな、

うん、うん、そーだ。



そんな事を考えて、
私は学校を後にした。
< 105 / 199 >

この作品をシェア

pagetop