失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
「いや、でも……。」



そうだよ。

もし反対に付き合うとか……。

それは、それで、



「ありえないってー!!!」

そう、思わず叫べば、


「陽、とりあえず声抑えろ。
職員室近いから。」



そう言って、
私の口を手で塞ぐ和泉の顔が近づいて。




「んー//!!!」

「大人しくするか?」



首を縦に振り、和泉を見上げれば、



「……お前……」

言葉がない変わりに
少しだけ、

和泉の顔が赤くなったようなきがして



……/////

思わず私まで、顔が赤くなる。




「……てか、すぐ赤くなんの、
いい加減止めろっての。」



そう言って、和泉の手が離れた。
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