失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
そんな私に、

「陽っちも、大変だよなー。」

そう小言で話す亮平君に振り向き、

「……あは、は。」

苦笑い。



大変……

そりゃこの状況は大変以外の何物でもないっての!

早く時間よ過ぎ去れ!!

そう、念じてる私の前で、いきなり思ってもない場所から

爆弾は投下された……




「陽汰ー。いいのー?ほら(笑)?」

そう言って、

和泉となっちゃんに加わってた男子の1人が、
楽しそうに和泉に話かけると



「んー別にー。
今じゃなくても、2人で話せるし、な?」


そう言って、
びっくりするくらい、


優しく……

そりゃ本当に無駄な笑顔で、

また、私に

微笑んだ……


//////////


「赤くなってねー?青葉さん(笑)」

「清楚で大人しいとか、陽汰もずりーよな(笑)」

そう言って笑い合う男子の輪に、


もーーーー!!!無理です!!

思わず立ち上がり、



「あ、えっと……ちょっとごめんね!!」

そう言って、そのまま教室を出て、
逃げるようにトイレに向かった。
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