失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
治まれ!治まれ!治まれ私!!!

赤くなった顔を両手で
トイレの中でひたすら叩く。

違う!!

違う!!

あいつは、彼氏だけど、彼氏じゃない!!



何……顔赤くなってんだか……。


そうだよ……
あいつは単に責任、



私は、湊太くんが好きで……


あいつがあんな事して……


それで責任……。


何、勘違いしそうになんてんの?



そのまま、
授業が始まるギリギリまで退避して、


そして、
下校も、図書室にも寄らず、

そのまま逃げるように帰ってきた。



夕方

ー陽ちゃん、陽汰君が探してたよー?

なっちゃんからのメール



バレたかな……。

そりゃあんな会話だったし……。



返信に困っていれば、


ー日誌も書いてないって怒ってたよ(笑)!


それで、気付く!!

やばっ。
確かに!!



ー明日謝らないとね。ありがとう。



その後、OKスタンプがきて、メールは終わった。
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