失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
お前は俺の彼女だろ?side和泉陽汰
side 和泉陽汰
今抱きしめてる、
青葉陽との出会いは
それこそ、まだ中学生だった。
◆
高校の説明会。
近いし、余裕で入れそうだったから、
適当に聞いたしそのまま帰ろうとした俺の前で、
「美優ちゃん!!聞いて!!ヤバイ!!めっちゃカッコイイ人がいた!!」
「何それー?」
「ヤバイんだって!!本気で本当に!!私、ここに入る!!絶対、絶対、ここに入る!!」
そう言って、
周りの目なんか気にせずにいう女に、
俺は少しひいていた。
あー。
こーいう女子、中学にもいるよなー。
馬鹿っぽ。
そんな事を思いながら、後ろを歩いていれば、
「でも陽、馬鹿じゃん。」
あ、やっぱり(笑)
「大丈夫!!血反吐でても勉強するよ!!」
「私、めっちゃ頑張る!!!」
そう言って
友達に笑った顔は……
化粧もしてないだろう、
純粋に笑う笑顔は……
普通に可愛いかった。
今抱きしめてる、
青葉陽との出会いは
それこそ、まだ中学生だった。
◆
高校の説明会。
近いし、余裕で入れそうだったから、
適当に聞いたしそのまま帰ろうとした俺の前で、
「美優ちゃん!!聞いて!!ヤバイ!!めっちゃカッコイイ人がいた!!」
「何それー?」
「ヤバイんだって!!本気で本当に!!私、ここに入る!!絶対、絶対、ここに入る!!」
そう言って、
周りの目なんか気にせずにいう女に、
俺は少しひいていた。
あー。
こーいう女子、中学にもいるよなー。
馬鹿っぽ。
そんな事を思いながら、後ろを歩いていれば、
「でも陽、馬鹿じゃん。」
あ、やっぱり(笑)
「大丈夫!!血反吐でても勉強するよ!!」
「私、めっちゃ頑張る!!!」
そう言って
友達に笑った顔は……
化粧もしてないだろう、
純粋に笑う笑顔は……
普通に可愛いかった。