失恋にも浸れない!〜私、王子様の彼女になったんですか!?〜
1年の時、
図書委員だった私。

空いていないかと思ってドアを開ければ、

あ、空いてる。

ガラガラっとドアを開ければ

図書司書さんの姿はなく、
1年の時の担任。



「あ、先生。図書室入ってもよいでしょうか?」

そう聞けば、

元、担任が

「青葉か!いい所に!お前、図書委員だったよな?」

……ん?

「あ、はい。1年の時ですけど……。」

なんか、
あんまいい予感がしないけど……。



「司書の前園さんが、ちょっと数日来れないらしくてな。ほら。まだ委員会も決めてないだろ。だから、これ。」

そう言って
私が有無を言う前に、

「2.3日でいいから。放課後、よろしくな!ちゃんと鍵閉めて職員室戻しておいてくれ。先生忙しいから!」

図書室の鍵を渡され
そのまま先生は出て行った。

てか、
何それ!?

は?

てか、そもそも先生達も司書さんいないからって、宮先になんか押し付けるなよ!

あいつどこどーみても
図書と縁遠いじゃんか!!

まぁ、
若い宮先がきっと、押し付けられ……

んで、
良い子のこの、青葉さんに回ってきた訳か。

まぁ、いっか。

どーせ
帰る友達もいないしね(笑)
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